てけもけです。
2022年9月15日に、オリンピック収賄容疑で角川歴彦(かどかわ つぐひこ)が逮捕されました。
その他に、角川春樹、角川歴彦、KADOKAWAの関係についてよくわからなかったので、調べましたので、ご紹介します。
KADOKAWAとは?
角川春樹と角川歴彦の関係性について調べる前に、KADOKAWAについて説明します。

KADOKAWAは、驚くほど様々な事業を展開しています。
その事業は、大きく5つの事業に分けることができます。
・出版事業(文庫本、ラノベ、雑誌、コミック、電子書籍など)
文庫本やラノベから雑誌といった、あらゆるジャンルの本の出版事業です。


・映像事業(実写、アニメ)
実写やアニメの両方を手掛けています。なかには、第44回日本アカデミー賞優秀賞12部門受賞映画『Fukushima 50』などの大型映画もありますね。


・ゲーム事業

ゲームをプレイされている方なら、やったことがあるであろう「DARK SOULS」や「SEKIRO」などがあります。
また、スパイク・チュンソフトなどもグループ傘下なので、「ダンガンロンパ」や「メイドインアビス」もKADOKAWAの事業になります。


・Webサービス
傘下に、株式会社DWANGOがあるので、「ニコニコ動画」や「ニコニコ超会議」など、様々なWebサービスが展開されていますね。


・その他サービス
株式会社DWANGOが設置および開校した「N予備校」があります。これによって、e-ラーニング事業も含めた教育サービス事業も展開しています。

他にも、eスポーツイベントの企画・運営なども行っています。
こうしてみると、KADOKAWAの事業展開の幅広さがものすごいということがわかるかと思います。
日常で、KADOKAWAのコンテンツに触れたことがない人はいないと言っても過言ではないと思います。
角川歴彦と角川春樹の関係
KADOKAWAについて説明したので、ここからは角川歴彦と角川春樹の関係について説明していきます。
結論からいうと、角川歴彦と角川春樹は兄弟です。
角川春樹が兄で、角川歴彦が弟ですね。

顔を比較してみると、兄弟なので目元、鼻、口元がそっくりですね。
KADOKAWAと角川春樹と角川歴彦の関係
角川春樹と角川歴彦が兄弟ということがわかったところで、KADOKAWAとの関係も見ていきたいと思います。
KADOKAWAは社名を何回も変えてるのでわかりにくいですが、元をたどると角川書店が始まりです。
創業者は、角川春樹と角川歴彦の父である角川源義(かどかわ げんよし)です。

角川春樹の社長就任~逮捕
1975年に角川源義が死去し、兄である角川春樹が角川書店の社長に就任します。
そして出版から、映画、音楽、アニメへと事業を展開して、成功していきます。
一方、弟である角川歴彦も、経理や営業などの方面から雑誌「ザテレビジョン」「東京ウォーカー」などで実績を伸ばしました。
兄弟は1992年に経営を巡って対立します。
結果、角川歴彦は副社長を辞任し“追放”された形で別会社を立ち上げました。それが、株式会社メディアワークス(後のアスキー・メディアワークス)になります。
角川歴彦は後に「あのとき、春樹を許せないと思った」と手記で明かしているそうです。
ところが、1993年の8月に角川春樹はコカインの密輸容疑で捕まり、取締役会で社長を辞任させられます。
そして、角川歴彦が社長に就任します。

兄弟の不仲と逮捕の闇
このとき、角川書店の社内では「社長の逮捕は弟(歴彦)の追放が影響しているのではないか」とささやかれたほど兄弟の確執は深かったとされています。
この兄弟の確執は、角川春樹の本「我が闘争」にかかれているそうです。
角川春樹と角川歴彦 pic.twitter.com/711rWCsiac
— カエル岩 (@kaeruiwa1963) September 14, 2022
以下、引用です。
弟の歴彦との関係は、今では、最悪といっていい。だが、幼い頃から性格が全く違って、相性がいいというわけではなかったが、決して仲が悪かったわけではなかった。弟が変わったと思うのは、彼が結婚した頃からである。
結婚してから、彼は、俺の目からは、金に執着するようになったように見える。
つまり、角川歴彦は結婚してから、金に執着するようになり、「取締役会で春樹を会社から追放する」と周りに言っていたそうです。
しかし、1992年の経営対立が起き、春樹は、歴彦を会社から追い出しました。
その後、コカイン事件が起き、春樹は逮捕され、歴彦が社長になりました。
この流れを考えると、どう考えても歴彦がコカイン事件を仕組んだとしか考えられませんね。
そして、最近、コカイン事件の真相が、当時の角川春樹の部下であり、株式会社幻冬舎の社長である見城徹さんから、暴露されました。
このコカイン事件は、すべて角川歴彦の陰謀によって仕組まれたものだったということです。
角川春樹と角川歴彦が不仲である理由
上記の見城徹さんは、
角川春樹を「ひまわりのような人、神がかっている人」
角川歴彦を「何をやってもなんかジトーと暗い」と言っています。
出版関係者も同じように、
「春樹氏は陽気で大胆。周囲にも金を惜しまない。」
「歴彦氏は根暗でケチと言われている。昼食のそばやカレーも部下と割り勘の徹底ぶりだった」
と語っています。
この兄弟の真逆の性格が、会社を巡る大きなお家騒動へと発展したのでしょう。
最後に
今回は、角川春樹、角川歴彦の関係の闇についてご紹介しました。
最後まで見ていただきありがとうございました。
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