てけもけです。
最近、十一代・大樋長左衛門(おおひ ちょうざえもん)さんにハンガリーから騎士十字功労勲章が贈られました。
今回は、十一代大樋左衛門さんの経歴についてご紹介します!
十一代大樋長左衛門の経歴
十一代大樋さんは、1958年に十代大樋長左衛門(文化勲章受章者・日本芸術院会員)の長男として生まれます。

そして、父である十代大樋長左衛門が、大樋焼の十代目なので、父と同じ陶芸家の道を歩むことになります。
ここで、大樋焼とは、石川県金沢市にある350年の歴史と伝統をもつ楽焼の脇窯のことです。
十一代大樋長左衛門の経歴(高校~大学院卒業)
十一代大樋さん、陶芸家の父の元で育ち、高校は東京都町田市にある玉川学園高等部を卒業します。

そして、同じ系列である玉川大学の文学部芸術学科に進学、さらには、ボストン大学大学院修士課程に進学します。
ボストン大学(Boston University)は、ご存知東部の名門私立大学です。
ボストンは世界を代表する学園都市と知られており、ボストン大学は、ハーバード大学、MIT、タフツ大学、ノースイースタン大学などといった名門私立大学の一つとして知られています。
Times誌など多くの大学ランキングで、上位100位内に入っています。
世界でも知られる名門大学院に進学できるということは、十一代大樋さんは、非常に優秀だったのだろうと思います!

このボストン大学の有名な卒業生として、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアがいますね。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニアは、アメリカの黒人解放運動の牧師です。
そして、十一代大樋さんは、1984年にボストン大学大学院を卒業します。
十一代大樋左衛門の多すぎる受賞歴!(大学院卒業後~現在)
大学院卒業後、十一代大樋さんは、数々の賞を受賞していきます。
以下、受賞歴です。
1995年 北の菓子器展(六花亭・北海道新聞社主催)「大賞」受賞 |
凄まじい受賞数ですね!
95年から2021年までの26年間で、20も受賞をしています。大体、毎年1回は受賞をしていることになります。
十一代大樋さんは、他にも石川県を中心に、陶壁/デザイン/空間プロデュースをしています。
陶壁は、建築物の特定空間に用いられる陶磁器壁面あるいは陶磁器造形物を指す新造語のことだそうです。
陶壁については、以下のように説明されています。
陶壁がこれまでのタイル・モザイク壁画またはタイルの上に描かれた絵画と相違するのは、陶磁器そのものの特性、釉面の諸効果、すなわち陶磁器のあらゆる造形力を駆使して建築の特定空間を緊密に構築しようとするところにあります。
引用元:鶴田 純久の章
石川県にあるトヨタ金沢西店に、十一代大樋さんの作品があります。

コンセプトも書いてあります。
Concept
平面における立体表現
中心部の螺旋は、土への手捻りのような質感と
絵画的要素の融合によって独特の構成となっている。
ハンガリーから騎士十字功労勲章が贈られる!
十一代大樋さんは、10年以上前から陶芸を通じてハンガリーと、日本や石川との文化交流を続けていて、そのことが高く評価されました。
都内のハンガリー大使館で、チャークヤノーシュ文化イノベーション大臣から勲章が手渡されました。
十一代大樋長左衛門さんは、「日本とハンガリーの友好のために、微力だがこれからもっと貢献できるように頑張る」と言っていました。

これからの活躍も見ていきたいですね!
最後に
今回は、数々の受賞をした大樋焼の十一代大樋長左衛門について紹介しました。
最後まで見ていただきありがとうございました。
コメント